オタワバッハ合唱団 上海公演
バロックの大曲を堪能
バッハ、ヘンデル、ヴェルディなどバロック音楽の巨匠の作品をレパートリーとするカナダオタワバッハ合唱団のコンサート。2002年に設立され、ライプツィヒ・バッハ音楽祭、トーマス教会、カーネギーホールなどの名だたる場で演唱してきたバッハ合唱の権威だ。荘厳なバロック音楽の世界をプロチームの合唱で堪能しよう。

ジョシュア・ベル リサイタル
天才が奏でるバイオリン曲の調べ
グラミー受賞バイオリニスト、ジョシュア・ベルがリサイタルを行う。米国出身、6歳で演奏家としてデビューし14歳でフィラデルフィア交響楽団と共演した天才。今回はヴィターリ「シャコンヌ ト短調」やベートーヴェン「クロイツェル」などのバイオリン曲を演奏予定だ。ピアノは伊の若手アレッシオ・バックスが担当する。

ショウ・ルオ ワールドツアー
アジアのダンスキング
台湾地区出身の男性アーティスト、ショウ・ルオのワールドツアー。2003年にソロ活動を開始し、ファーストアルバムがヒット。以来歌、ドラマ、CM、バラエティーと幅広く活躍し日々テレビで引っ張りだこのマルチタレントとなった。12年から日本でも活動を本格化、“アジアのダンスキング”と称される優れたパフォーマンスと、堪能な日本語で織りなすトークで多くの日本人女性を魅了してきた。爽やかな魅力たっぷりのステージを堪能しよう。

クリスチャン・ブラックショウ リサイタル
ピアノ幻の巨匠が初来海
英国のピアニスト、クリスチャン・ブラックショウが中国に初登場。伝説の名手クリフォード・カーゾンに師事し、一旦音楽界に登場したが80年代から約20年もの間シーンから遠ざかっていた「幻の巨匠」だ。2010年、ロンドンのセント・ジョーンズ・ブリストルにてモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲を演奏、「ここ数年で最高のモーツァルト」と絶賛された。繊細で深い情熱に満ちた演奏は、クラシックファンならずとも必聴だ。

2016 F1中国グランプリ
「世界最速」をめぐる戦い
毎年恒例の一大イベント、F1中国グランプリが今年も上海国際サーキットにて開催。11チームが「世界最速」をめぐる戦いを繰り広げる。
今年の見どころは、昨年2連覇を果たしたメルセデスとハミルトンに対するフェラーリの挑戦。前シーズンからベッテル移籍で勢いづいたフェラーリが、メルセデスを止める最有力候補だ。
会場となる上海国際サーキットは、「上」の字をかたどったユニークな形状。2本のロングストレートラインのうち1つは1170m で、シーズン中最長。エンジンの全開状態は17秒続くとされ、エンジンパワーとダウンフォース、空気抵抗の差がレース結果に大きく影響する。
メイン席となるAスタンドは、パドック上部に位置。スタートやフィニッシュ、表彰式を間近で拝むことができる。HとKのサブスタンドは、ストレートエンドにあるヘアピンの14コーナーを挟む両サイド。オーバーテイクシーンを数多く目撃できるだろう。

Kaskade at FUSION
乙女サウンドにうっとり
米シカゴ出身のDJ、音楽プロデューサー。メランコリックかつドラマティックな心地よいサウンドを得意とし「乙女ハウス」の第一人者と目される。2013年、米音楽誌DJ Timesによる「アメリカのベストDJ」に選出。

ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー ワールドツアー
新世代ロックバンド登場
豪ポップ・ロックバンド、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーの初ワールドツアー。2011年に結成、カバー楽曲のYouTube投稿でファンを増やし、ワン・ダイレクションのツアーの前座も務めた。14年に発表したデビューアルバムは、世界76カ国のiTunes Storeで1位を獲得。シーンを牽引する新世代バンドに会いに行こう。

武林風 2016君匠坊杯
方便、一龍参戦!
10以上の国と地域から選手数十名が登場し、し烈な戦いを繰り広げる格闘技イベント「武林風 君匠坊杯」が上海大舞台にて行われる。「死神」の異名を持つ安徽省出身の散打選手方便に、山東省出身、「中国最強武僧」「KO王」と呼ばれる少林拳の使い手一龍が参戦予定。全試合で裸眼で見られる3D舞台美術を採用する。

丁当 上海コンサート
超高音操るパワフルシンガー
浙江省嘉興市出身の女性シンガー、丁当(ディン・ダン)の上海コンサート。1983年生まれ、パブ等で歌っていた時にロックバンド五月天(メイデイ)のマネージャーにスカウトされ、4年の歳月をかけ07年、台湾地区にてファーストアルバム『離家出走』でメジャーデビューした。魅力は驚異的に広い音域と、力強さと暖かさを併せ持つ心地良い歌声。「イルカの音」と形容される超高音の“ホイッスルボイス”を操ることでも知られている。

つじあやの 上海公演
ウクレレシンガー待望の初来海ライブ
ウクレレミュージシャンのつじあやのが1月、初となる上海公演をMAO Livehouse Shanghaiにて開催する。
京都生まれ。高校でフォークソング部に入部しウクレレを始め、鴨川のほとりで友達を集めてのミニライブや自身での作詞作曲活動をスタート。99年にメジャーデビューし、02年、スタジオジブリ「猫の恩返し」主題歌に楽曲「風になる」が起用されロングヒットを記録した。
以降、年間 10 本近い CM 音楽を制作するなど“マルチクリエイター”として幅広く活動。15年には、1月公開の染谷将太、前田敦子出演「さよなら歌舞伎町」、10月公開の小林聡美、上川隆也出演「犬に名前をつける日」の2本で初の映画音楽を担当、話題を集めた。
ウクレレをフィーチャーした独自の音楽性とやわらかな歌声による、安らぎにみちたひと時をぜひ。

マランド楽団 新春コンサート
タンゴ・ブームの立役者時を越えよみがえる名曲
タンゴ界のスター、マランドが作ったオランダのタンゴ楽団、マランド楽団が2月、春節を祝うコンサートを開催する。
タンゴミュージシャンでアコーディオンの名手、マランドことマリー・アースランドによって35年に結成された。46年から本格的な演奏活動を始め、「オレ・グァッパ」「星降る宵」「グワピータ」など数々の名曲を生み出してきた、コンチネンタル・タンゴの名門だ。64年以来、日本へもたびたび訪れ、タンゴ・ブームを引き起こした。
マランドが亡くなった80年以降は、娘婿のエバート・オーヴァヴェイク、孫のダニー・マランドが引き継ぎ、現在まで精力的に活動を継続してきた。
今回はオリジナル曲ほか、「ラ・クンパルシータ」をはじめとするタンゴの名曲も多数演奏予定。時を越えよみがえる、往年のラテンミュージックの輝きを堪能しよう。

グザヴィエ・ドゥ・メストレ ハープコンサート
ハープの帝王幻想の音色を体感
フランス出身の“ ハープの帝王”、グザヴィエ・ドゥ・メストレがソロコンサートを行う。9歳でハープを始め、16 歳でパリ・ハープ・コンクール優勝。98 年、弱冠25歳でウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に参加した。幻想的な音色で奏でる、ドヴォルザークの「アメリカ組曲」やスメタナの「わが祖国」に聴き惚れよう。
