喜島 孝広 氏 総合力を活かし 「人と組織の成長創造」企業へ

2017年12月31日

01経営哲学

インテリジェンス中国総経理
喜島 孝広 氏
きじま・たかひろ●2008年、インテリジェンス中国に赴任。人材紹介事業に従事するとともに、上海インテリジェンスアンカー(人事労務コンサルティング事業)の立ち上げに実務責任者として参画。14年、華北地域の副総監に就任。16年より現職。

――貴社サービスの中国ビジネスの現状について教えてください

当社の中国事業は、主に日系のお客様に人材採用と人事コンサルティングサービスの提供を全国5拠点、コンサルタント数百名の規模で行っています。人材採用では中国人や日本人の求職者をお客様に紹介するサービスや、新卒生採用イベントの開催、人事コンサルティングサービスでは研修や人事制度の策定、人事労務問題の解決策のアドバイスを提供しています。これまで8000社以上にサービスをご利用頂いております。

―これまでのキャリアについてお聞かせください。

2008年に日本から赴任して参りました。約10年、中国の多くの地域で様々な分野の仕事をする機会に恵まれました。中国で人事に関する仕事について、ほぼ全てに携わってきました。日系企業の人事は現在、企業マネジメントの仕組みを元来の駐在員による直接的なものから、制度と仕組み、現地社員のリーダーシップを通じたものへの切り替えが必要だと考えております。達成するためには今までの採用・制度・教育について大きく見直す必要があります。我々は人事に関するサービスを通じてお客様の人事面での発展を応援したいと考えております。

―会社運営において特に大切にされていることは何ですか?

自組織のマネジメントにはかなりの時間と力を割いております。組織運営で大事にしていることは「ルールと気持ち」です。ルール面は信賞必罰の徹底を意識しております。コンサルタントとして企業を多数見て
きましたが、日系企業には「賞が少なく罰もない」という企業が多いと感じます。こうした状態では組織内に不公平感や停滞感が蔓延し、組織全体の活力が失われます。恥ずかしながら我々も数年前まではこのような状態でした。明確なルール設定と厳格な運用で健全な組織づくりを進めることが大事だと考えています。

気持ちの面での配慮も重要です。我々はサービス業ですので一人一人の仕事に対する気持ちが提供サービスの質に影響します。私自身が心がけていることは「対面でのコミュニケーション」です。たとえ遠隔地であっても社員と直接向き合って話すことが社員に会社のことを理解し、好きになってもらい、前向きに仕事をしてもらう上での非常に重要なポイントだと考えています。

―2018年の目標についてお聞かせください。

弊社の強みは、採用、育成、人事制度、労務、全ての方面のサービスをワンストップで提供出来る総合力です。2018年は、採用であれば幹部採用のサポート、日本在住中国人の採用サポート、育成であれば経営幹部向けの研修、自社の特徴とマーケット競争力のある人事制度構築、など全てのサービスに磨きをかけていきます。一人でも多くの人、一つでも多くの組織の成長を実現することで、日系企業の中国における影響力を拡大させたいと本気で思っております。