寺川 琢己 氏 No. 1 ブランドを目指し 社員と夢を共有したい

2018年2月28日

経営哲学メイン1

尤妮佳生活用品(中国)有限公司
大華東 総経理
寺川琢己氏
てらかわ・たくみ●1988年ユニチャーム入社。国内営業・営業企画、マーケティングを経験した後、05年に台湾地区現地法人赴任。07年本社マーケティング事業部長に就任した。11年にタイ現地法人の社長を経て15年より現職

――ユニチャーム(中国)についてお聞かせください。

 弊社は中国において、子ども用および大人用紙おむつ、生理用ナプキン、化粧用パフやマスク、ペット用品の製造・販売を手がけています。大華北、大華東、大華南と大きく3つのマネージングユニットに分かれており、私は華東エリアの責任者を務めております。製品は自社3工場(上海、天津、揚州)で製造しているほか、OEM製品や日本の輸入品も扱っています。弊社商品の中には中国人が訪日旅行した際のお土産として人気なものが多く、中国での販売も順調に伸ばしております。

―経歴についてお聞かせください。

 1988年に入社し国内営業、営業企画部門を経て、96年にマーケティング本部に配属されました。その後、ブランドマネージャーとしての経験を積み、05年に台湾地区のマーケティング本部長として初めて海外赴任。07年に本社のマーケティング本部に戻り、ベビーケア事業部長、フェミニンケア事業部長、11年にはタイ現地法人社長を経験いたしました。15年に上海に赴任し華東地区の総経理を務めております。
 成長する巨大中国市場において、1人でも多くの消費者に弊社商品を使っていただき、豊かな生活の実現に寄与すること、さらに子ども用紙おむつ、生理用ナプキンをはじめ全ての参入市場でのナンバーワンを目指し、日々努力しております。今年度の当面の目標は、大華東エリアで生理用ナプキンシェアNo. 1、紙おむつはパンツタイプカテゴリーでNo.1、大人用は上海でNo.1をそれぞれ獲得することです。

―海外市場で高成長をする経営の極意はどこにあるのでしょうか。

 特別なことはないかと思いますが、弊社には「Unicharm Way」という、仕事を通じて課題に直面した時に問題解決のための定石がまとめられた、少し分厚い手帳が全社員に配布されております。法令、倫理順守にはじまり弊社の社是、経営理念、グループ行動指針や、ユニ・チャーム語録など、そこには弊社の定石が詰まっています。
 またSAPS経営(Schedule Action Performance Schedule)を全世界で実行するのはユニークかもしれません。各現地法人、部門、部署、個人レベルまで全社員が半期の業績目標達成に向けた戦略を策定し、週単位でPDCNA(Plan Do Check NextAction)を回す事で、行動優先順位の見直しと計画への落とし込みを行います。この高速で行われるSAPS経営が環境変化等への機敏な対応を可能にしているのかもしれません。

―日々の経営で大切にされていることは何でしょうか。

 1人でできる事は限られています。夢の実現やビジネスを成功させる最大のポイントは、いかに社内外含め多くの人々の協力を得られるかだと思っています。また全社員が共通の目標と協働の意欲を持ち、良いコミュニケーションができれば、どんなに高い目標でもいつかは実現できると思います。夢を共有し、人の心に火をともしていきたいですね。