アーティスト 大橋トリオ 僕の音楽の深い部分を 楽しんでもらえるように

2018年11月1日

インタビュー用

1978年生まれ、千葉県出身。2009年にメジャーデビュー。映画やドラマ、CMなど多くのタイアップ曲を発表する傍ら、他のアーティストへの楽曲提供、アレンジ、プロデュースなど幅広く活躍する。今年2月には12枚目のアルバム『STEREO』をリリースした。

ピアノをはじめ、ギター、ベース、ドラムなど様々な楽器を操り、柔らかな歌声が魅力のソロアーティスト、大橋トリオの上海公演が11月10日、万代南夢宮文化中心で開催される。3年連続となる上海公演を前に、ライブの聴きどころや曲作りのポイント、プライベートのことまでお話を伺った。

―3年連続の上海公演です。今回の滞在で楽しみにされていることはありますか?
上海の街はやはり非常に魅力的です。ですがまだまだ知らないことが多く、また新しい発見ができることを楽しみにしています。
―ライブの聴きどころを教えてください。
一つは色々な楽器や音色が登場するところでしょうか。また、純粋にライブとして盛り上がって楽しめる曲、それとは真逆にどっぷりと浸れる曲、そういう見せ方ができるのも大橋トリオのライブならではだと思っています。
―昨年12月のライブでは布袋寅泰さん、持田香織さんをゲストに招いていました。今後共演してみたい、または注目しているアーティストはいますか?
才能が溢れていて実力のあるミュージシャンはたくさんいると思います。ですが他の影響は極力受けず、自分は自分としてありたいので、あまり多くを知らないようにしていたりもします。とにかく自分ができる範囲内でどういう音楽を今後発見していけるのか、ということを大事にしたいと思っています。
―「暖かみのある声と楽曲」と表現されることが多いですが、歌う時や曲作りの際に心がけているポイントはなんでしょうか?
やはり自分の声の範囲でしか自分が歌える、自分に合った曲は作れません。「もっと高い声が出たらな」とか、「抜けのある声だったらな」とかいう制限がもしなかったら、できる曲も結構変わってくると思います。ですが、それを自分にしかできないこととポジティブにとらえて、その制限がある中でもどうしたらより新しく発明的なものが作れるかということを毎回考えて取り組んでおります。
―ピアノ、ベース、ギター、ドラムなど一人で多くの楽器を演奏できることで知られていますが、多くの楽器を演奏できるようになるコツなどはありますか? またこれから楽器を始めようという人たちへ向けてアドバイスをお願いします。
僕の場合、なぜか負けず嫌いな部分が大きいのもあるのか、今思えばその気持ちも手伝ったのではないかと思います。逆に自分に自信がないから色々な楽器に手を出した気もしますね。とにかく「やってみたい」という気持ちが大事です。次の段階は楽器を弾くことを好きになること。これが一番難しいですね。そうすると長続きします。この人みたいに弾いてみたいという目標があるとなお良いと思います。長続きさえすればあとは上達していくだけ!
―今年2月発売のアルバム『STEREO』収録曲の『タイミング』では、縁や人との繋がりについて歌っていますが、人生で「これがなかったら今の自分はないな」という出会いやタイミングはありますか?
ありきたりな返答ではありますが、自分が経験した全ての出来事がそうだと思います。嬉しいこと、楽しいこと、悔しいこと、悲しいこと全てです。ですが、自分が受けた音楽的な影響という意味では、ギタリストの吉川忠英さんとの出会いが大きくあるのは間違いありません。
―アーティストになっていなかったら、何になっていたでしょうか?
漠然とで申し訳ありませんが、何かしら物を作る人間にはなっていたように思います。
―暮らしの中でのルーティンワークを教えてください。
就寝前にYouTubeでお笑いの動画を見ております。それと朝起きたら真っ先にコーヒー、くらいでしょうか。
―プライベートで熱中していることはありますか?
近頃アナログレコードの良さを再発見し、自宅でかなりの音量で聴くことが楽しくて仕方ありません。レコードの数も少しづつ増えていますね。
―今後挑戦したいこと、音楽面で取り組みたいことを教えてください。
先ほどのアナログレコードの話の続きですが、次の作品はアナログでこそ聴きたいような作品になったら良いなと思っていて、どうすれば古い機材を使わず現行の機械でそういうものに近づくのか、というのを日々研究しております。
―ライブを期待している上海在住ファンの皆さんへメッセージをお願いします。
おかげさまで3回目の上海公演になります。とにかくありがとうございます! 当初は海を渡って自分の音楽を聴いて頂けていることにただただ驚くばかりでしたが、今回はそこからより僕の音楽の深い部分を楽しんでもらえるよう頑張りたいと思います。