若井 智氏 サンゲツブランドを 中国、世界に広げていきたい

2019年1月1日

01経営哲学

山月堂(上海)有限公司
副総経理
若井 智 氏
わかい・とも●1998年サンゲツ入社。関西を中心に国内営業を約18年経験した後、海外事業部より2016年に、中国事業と現地法人の山月堂(上海)立ち上げのため、上海に赴任。18年4月より現職。週末は中国語、英語を学習する一方、ボクシングサークルに加わり、身体を鍛えている。

―サンゲツ並びにご自身キャリアについてご紹介ください。
 サンゲツは壁紙、床材、カーテンをメインにインテリア材を総合的に扱う名古屋が本社の商社であり、年商約1600億円、従業員約2400人の会社です。日本全国に拠点があり、設計事務所、ゼネコン、内装施工会社、代理店などを主要顧客として展開しています。
 私は1998年に入社して以来、関西を中心に国内営業一筋で18年キャリアを重ねた後、2016年に本社の海外事業部に転勤となり、同年5月に中国ビジネス立ち上げのため、上海に赴任しました。中国現地法人、山月堂(上海)有限公司の立ち上げ、ビジネス基盤の構築、顧客開拓に明け暮れ、あっという間に2年半が過ぎました。
―中国事業をご紹介ください。
 中国のマンションなど住宅は、内装未施工のスケルトン渡しが一般的でしたが、現在はデベロッパーが内装まで仕上げる物件が主流となりつつあり、我が社のビジネスモデルがより展開しやすい環境になってきているといえます。
 また、サンゲツは17年にシンガポールに本社を構え、アジア各国でビジネスを広げてきたGoodrichGlobal Holdingsという内装材販売会社を買収しました。この会社は上海、北京、広州、呉江、香港などにすでに拠点を持ち、中国事業拡大のシナジー効果を発揮できます。18年11月には山月堂上海とGoodrich上海を一つのオフィスに集め、海外初のショールームも併設いたしました。日本の内装資材をお客様が直接見ることができ、より効果的なPRが可能になりました。
―中国でのビジネスチャンスをどう見ていますか?
 Goodrich社はホテル業界のシェアが高く、サンゲツが手薄であった顧客層を開拓できます。また、中国の多地域に持つ販路は非常に貴重なものです。中国の消費者が日本製品に持つ信頼性は高く、当社が扱う日本製内装材にさらなる商機を感じています。さらに中国でも少子高齢化が進み、病院、老人ホームなどの医療福祉施設の建設が増えているので、サンゲツの日本での同施設向けの経験が生きてくると考えます。
 こうした環境下で、強みである消費者目線での提案型セールスを今後強化し、日本よりもはるかに規模も数も大きい、中国のデベロッパー様などと取引拡大を狙っていきます。
―今後の抱負を教えてください。
 サンゲツブランドを中国の方にさらに知ってもらうため、北京、広州、深圳、成都など中国の他主要都市にも進出したいと考えています。現在、当社は東南アジアや米国で同業種の企業を買収して海外展開を加速しています。私自身の将来の夢としては、これら中国以外の国や地域にも行きながら、サンゲツブランドの商品を世界に広げていきたいです。『日本のサンゲツから世界のサンゲツへ』ですね。
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